2011年

12月

28日

師走

今年も残すところ数日となり、毎年のことだが、どこのライブハウスでも大盛り上がる”年越しセッション”というやつに、一度くらい参加してみたいなぁと半分思いつつ、両親の待つ雪降る新潟に、笑っちゃうくらい着ぶくれして帰る。

やっぱり、大晦日は絶対に家族と一緒にいたい。

 

今年ほど、日本人である事、世界の中の日本という国について考えた事はなかった。

 

未曾有の災害、言葉を失うような悲しい犠牲と見えないものへの不安と恐怖。

インターネットで流れる情報は、真実と憶測と虚偽がごちゃまぜで、”御用学者”なんていう奇妙な言葉も初めて知った。権力者におもねる学者という意味だという。

そういえば以前、東京都副知事で作家の猪瀬直樹さんが、「.....日本のシンクタンクは役所の下請け機関と化しているので、○○省に逆らうような仕事はできない.....」( 猪瀬直樹著『空気と戦争』2007年 )と言っていた。

日本の頭脳は、一体どうなっているのかなぁ......。

 

リーダーとしての政治家の資質、安保に基づくアメリカとの絆、自衛隊のとてつもない価値の重さと曖昧さ、そして、世界中で絶賛された被災地の方々のふるまい。

同じ日本人である事を誇らしく思う一方、遠く離れた東京のスーパーではいろいろな物が買い占めでなくなったり、心ない発言や差別で、苦しんでいる人をさらに傷つける人たちがいた。

 

中国、韓国やロシアの、国家としての本当の顔。

北朝鮮も今後どういう行動にでるか予測が難しい。

日本、大丈夫か~?

 

3.11からずっと、疑問や憤り、もどかしさや諦め、不信感や警戒心、そんな負の感情が徐々に積み重なってきた。

いろいろな思いがぐるぐる頭の中を駆け巡り、出口もなく色褪せていった。

 

だから、大晦日は絶対に家族と一緒にいたい。

「え~、また紅白歌合戦みるの~?」とか文句を言いながら、父や母の顔をそばで見ていたい。

 

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2011年

12月

22日

天才

19日の東京新聞のコラムで引用されていた、陶芸家の故・加藤唐九郎さんの言葉が興味をひいた。

 

「.......利口であるより継続が大切なんです。そして、その継続の中で、しっかり伝統を受け継ぎ、力をつけて、反逆するんだ」( 山川静夫著『名手名言』)

 

つい数日前、このブログで”沼袋たんどーる” の記事を書きながら、伝統と個性について、そしてこの二つの価値のバランスをとる感性について考えたところだった。

だから、唐九郎さんの言葉を至極納得して読んだ、そして最後の「反逆するんだ」にびっくりした、それからめちゃめちゃ感動した。

 

反逆ー革命、バランス感覚が及ばないような強烈なエネルギーをもつ個性も、地道な努力の継続によって育つ。

天才はひらめきだけれど、芸術家はそれを表現する技術を伝統に沿った努力によって得る。

その積み重ねから独自の新しいものが生まれ、ついには古い既存の価値に革命を起こす。そういうことかな....。

 

かっこいい....凄い.....。

 

天才でも努力なんだから、私なんてとにかくいっぱいいっぱい練習しなくちゃ何も始まらないって事だな。

でも私レベルでも、練習しているといろいろ発見がある。

遠く続く道を、あちこち面白いものを見つけながら一人で歩いて行く....そんな気分だ。

 

さて、東京新聞のコラムの続きだが、伝統を受け継いで努力はしたものの、惜しまれつつも放送終了となった国民的時代劇「水戸黄門」へと話題が移って、視聴率低迷は、新しい個性( 若者に人気の俳優とか... )が視聴者に受け入れられなかったからか、とさびしく思う言葉で締められていた。

 

時代劇ファンの私としては、視聴者が本当に見たかったのは新しい個性なんかじゃなくて、古風で小粋で美的で、日本人が根源的に懐かしく感じる江戸時代的なものだったのではないかと思う。

ストーリーはマンネリでも別にいい。

でも、ただ江戸時代の格好をしただけのスマートな現代人が、粋でもなんでもない台詞を言い合うだけのドラマは時代劇とは言わない。

 

う~、時代物についていっぱい書きたくなった。

眠狂四郎、長谷川平蔵(鬼平)、山本周五郎、藤沢周平.....また後日。

 

 

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2011年

12月

18日

三鷹駅前

三鷹ソニドのセッションの仕事の帰り道。

 

お店でママにしこたまご馳走してもらったワインのせいか、駅前のイルミネーションが、夢のように妖しく、この世のものじゃないみたいに不思議に見えた。

 

無数の小さな、冷たく輝く光の粒が織りなす一夜の庭は、まるで凍るような夜空から落ちてきた星座のようだった。

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2011年

12月

13日

沼袋たんどーる

4年くらい前から、西武新宿線・沼袋の音楽教室でピアノを教えている。

まったく初めてピアノを弾く人、Jazzをやってみたい人、自分の曲をつくっている人....いろいろな方たちが、この小さな教室に通ってきてくれる。

 

駅前にある、"新・印度料理たんどーる" というお店に気付いたのは、教え始めて2年ほどだったか、近くを通るとよく若い人たちが三々五々出てくるので、きっと美味しいんだろうな、名前からするとカレー屋さんだよな、けど"新・”ってのはいったい何?、あんまり奇抜な創作料理ってのもなぁ.....なんてぼんやり考えながら横目にいつも通り過ぎていた。

最近になって、どういうのか妙に”たんどーる”が気になってきた。

一度行ってみるかな....。

 

2年越し、ついにその日がやってきた(笑)。 

お店のHPと口コミの記事を調べ、大好きな友人に都合を聞いて、決行日は11日の日曜日。

 

夕方、駅前で待ち合わせて、お店に入った。

予想通りのあったかい雰囲気とこだわりの店主、予想外・想定外の美人の若い女性が注文をとりに来たので、人気メニュー、梅カレーと根菜カレー( キーマカレーと迷ったんだけど.... )を頼んだ。

なるほど、これが"新・”なんだな、梅・大根やごぼう、生姜なんかが、本当に普通にカレーとバランスよく混ざっていて、”日本の印度料理”になっていた。

特に、梅のほのかな酸味がカレーとこんなに合うなんて.....。

ナン、一品料理の鳥の炭火焼も絶品、”たんどーる”体験は大満足だった。

 

伝統や既存の価値観と絶妙にバランスをとりつつ、新しい自分の発想を取り入れて行く、そしてたくさんの人に違和感なく受け入れられ、良いものとして評価される、それはかなり難しい事なんじゃないかと思う。

結局は、sense(感性)の問題であって、料理でも音楽でも同じかもしれない。

 

jazzをやっていて、普通にjazzとして心地よく聞こえる演奏というのがどれだけ難しいかを痛感している。

歴史の浅いjazzとはいえ、優れた多くの音楽家たちが作り上げてきた、幅広く底深く偉大な流れに対する深い敬意や価値観みたいなものは、世界中すべてのjazzを愛する人たちが共有するものだ。

リズムのノリが少し違うだけで、ある人は違和感を感じるかもしれない。

大きな枠組みの中にある個性。

 

速弾きや超難曲ももちろん凄いとは思うけれど、普通のスタンダードを、自分の言葉で粋に聴かせるなんて事がいつかできたら、本当に最高だと思う。

それは、流行のstyleとか流派とかではなく、jazzを愛する人も初めて聴く人も心地よく感じるような、伝統と新しさのバランスを絶妙にとるsense(感性)の問題なのだと思う。

 

 

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2011年

12月

05日

Duo Live

ライブの前はお白湯です
ライブの前はお白湯です

12/3、東中野セロニアス小杉敏さんとLiveだった。

 

かなり以前、pops系の仕事をしていた時に、鍵盤を思い切り弾く機会がなくなっていた事や 、PCで音楽を作る作業の無機質さに疲れて、なかば息抜きみたいな気持ちでjazzのセッションに参加した。

jazzには少し興味があったけれど、Bill EvansやHancockくらいしかちゃんと聞いた事がなかったから、まずjazzってどうなってるの ? みたいなところを、立川にお住まいのピアニストに習いに行った。

その方がセッションに連れていってくれたのだが、もう何が何だかわからないまま無茶苦茶弾きまくって終わった...。

その時のセッションが縁で、多摩地区のミュージシャン、それも筋金入りのjazzマニア(笑)みたいな人たちと交流ができた。

本当にいろいろな事を教えてもらったし、何より楽しかった !

 

数年後、憧れだった高田馬場のlive house "GateOne" でjazz liveをやる機会に恵まれ、その時に、jazzを遊びじゃなく、真剣にやって行こうと思った。

そのお店で一緒に演奏してくれたのが小杉敏さんだ。

もう6年になる。

 

毎回、小杉さんの凄いグルーブと歌心に圧倒され、こちらはたどたどしく絶体絶命、必死に演奏している、その余裕のないシャカリキな気持ちまで小杉さんはすべてお見通しだ~ ! 、そんな緊張感あふれる(笑)Liveなのだが、今回のLive中のMCで、

 

「私、今日は腰が痛いんですよ....実家で草刈りやったんで。」

「みっちゃんは、今日の作業はここまでみたいじゃなくて、草刈りも一日で全部、ガ~ッワ~ッとやりそうだな。」

 

はい、まったくその通りです。最近は性格まですっかりお見通しになっている.....。

 

 

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2011年

11月

30日

血液型

会話の中で時々、血液型を聞かれることがある。

4年前からO型なんです。」と言うと、相手は一瞬キョトンとする。

 

4年前の6月、人間ドックを受けた病院から送られてきた結果表を見たら、血液型の欄に○とあった。

あぁ?いつから血液型が○×形式になったんだ?

しばらく表を眺めて、これはもしかしてひょっとするとO型ってことか?、とんでもない、病院に電話しなきゃ!と思った。

 

だって生まれてこのかたずっと、私はB型だったのだ。

 

高校の友人達にも典型的なB型と言われ、マイペース☆自分が一番大好き☆ま、いっか☆の性格はB型以外あり得ないと思っていた。

何より、B型は芸術家肌っていうのが気に入っていた。

私が尊敬するミュージシャンはO型だし、A型だったりするのだが、それはまぁ目をつむって

 

病院の看護婦さんは、「血液型が間違いっていうのはないと思いますよ。もしでしたら再検査受けられます?」

 

再検査もO型だった

聞いたら、大人になって血液型が変わるという亊は無いらしい。

早速、先輩のミュージシャンに報告したら、「俺もみっちゃんのBは変なBだと思ってた。」だって。

 

納得いかない気持ちのままO型としての人生が始まった訳だが()、謎は、親は知らなかったのかという亊だ。

父に報告がてら聞いてみたら、だっておまえママにそっくりだから母はB型 )

どうも激しい思い込みの結果だったようだ。

 

ライブのMCで、私はよくメンバーの血液型を話題にする。

あれほど熱心だった血液型診断だが、今はもうほとんど関心がない。

でも、"私はO型なんですよ" なんて、さりげなくお客さんに言うのが何だか妙に嬉しい。

違う色のユニフォームを着ることになった、そんなちょっとだけ新しい気持ちのせいかもしれない。

 

 

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2011年

11月

24日

トリオ

東小金井J.J.Nashで2年近く、毎月ピアノ・トリオをやらせてもらっている。

精神的にずいぶんと落ち込んだ時期があり、Jazzをどう続けていこうか悩んでいた時、今は大阪在住のギタリスト、塩本彰さんが、"みっちゃん、ピアノ・トリオを毎月続けると良いよ"と言ってくれた。有り難かった。

ピアノ・トリオはピアニストの技量がはっきり出る。
それほどの経験も自信もなく、めちゃめちゃ不安で、すぐには踏み出せなかった。
やらせてくれるお店があるのかなぁ…お客さん来てくれるかなぁ…まじ大丈夫かぁ…。

そんなヒヨッコみたいな気持ちで始めたライブが2年続いた。

一緒に演ってくれたメンバーはもちろん、お客さんがたった一人の時も、思うように演奏できなくてガックリきた時も、毎回毎回必ず、何十人分のおっきな拍手を送ってくれたマスター( 感謝!)とイズイズ( 私の恩人!・Nashのご近所に住むマダム・もうとてもこの一言では語り尽くせない人…また後日… )、この人たちに支えられて、最高に暖かな空気の中で楽しくやってこられた。

今日、新しく落合くん(Bass)が参加してくれた。
ドラムの林くんと三人、来年はオリジナルを少しずつまとめていこうと思っている。
我ながら超ゆっくりだなぁ…(笑)、ゆっくり過ぎだよな、これは…、うん。
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2011年

11月

18日

PC。

数日前、Macを買い替えた。

 

ずっと使っていたMac mini、ある日突然YouTubeが見れなくなって、近年稀な衝撃的な気分に落ち込んだ。

故障しちゃった.....我慢して使っていたら、ある日突然blogosが見れなくなった。

これは致命的だ....。故障にも程がある...(涙)。

 

でもYouTubeの時の衝撃で若干気持ちは慣れていたので、気を取り直して我慢して使っていたら、ある日突然Googleの検索が出来なくなった。

もう絶望的.....、これは故障じゃなくてOSだと確信した( 気づくの遅過ぎでしょ!)。

 

限界までよく頑張ったと自分をほめて、ソフマップに買いに行った。

私がOSのバージョンを言うと、親切そうな若い店員さんが、それは本当に大変なご苦労でしたでしょうと同情してくれて、思わず今までの苦難の日々を語りたくなったが、店も忙しそうだったので、サクサクとPCとディスプレイを買ってきた。

配達してもらうことにして、ようやく一安心、苦難の日々が終わった(笑)。

 

 

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2011年

11月

13日

初めまして

 

 

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