土曜日昼間の三鷹ソニド・セッション。
心優しきT.SaxのM氏が、FaceBookに何枚もみんなの写真をアップしてくれた。それも楽しいコメント付きで!
このセッションは、かなり凄腕のプレーヤーたちが常連で集まってくるので、ホスト役の私もめちゃめちゃ勉強になるし、楽しい。
そして毎回何人か、”初めて”というお客さんが来てくれる。
そういうお客さんたちが帰る時に、「楽しかった!また来ます。」と言ってくれるのが何より嬉しい。
私がJazzセッションに行き始めた頃( 10年くらい昔か....)、お店のホストのミュージシャンは神様みたいに見えた。
演奏も凄かったけれど、滅多に話しかけてくれる事が無かったし、近寄り難いオーラを醸し出しつつホスト同士で楽しそうに盛上がっていて、何だか別世界の人のようだなぁ....と下界から眩しげに眺めていた。
だから、『高田馬場ゲートワン』のセッションで私の隣に座ったホストピアノの福田重男さんが、ニコニコしながら私のコードブックの間違いを直してくれた時は、本当に涙が出るくらい嬉しかった。
なんて優しいんだ~~!
かなり以前、中国を旅行した友人が、旅先のどこのお店でも店員に邪険に扱われ、( だって共産主義の中国ではお客さんはただただ迷惑な相手でしかないから )、帰りの日本航空のスチュワーデスさんに、「お疲れさまでございました。」と笑顔でねぎらわれて、本気で涙が出たと言っていた。
ふとそんな話を思い出すくらい、『ゲートワン』のセッションは感激した(笑)。
緊張感溢れるセッションはもちろん大事だ。Jazz界への登竜門、互いに切磋琢磨し技を競い合ってチャンスを窺う....。
でも、私のように、お店に来ると緊張して殆ど思うように弾けず、気後れしてミュージシャンには声を掛けそびれ、上手くなりたい気持ちはあっても何をどうしたら良いか皆目分からずに毎回がっかりして帰るような普通のプレーヤーにとって、福田重男さんのようなセッション・ホストに会えるか会えないかは、その後のJazzに対する気持ちさえも左右するかもしれない。
「さぁ、大丈夫だから思いっきりやってみようよ!」
そんな暖かい空気の中で真剣に音楽に向き合って、少しでも良い音を出そう、少しでも良い演奏をしよう、それぞれの目標を見つけられる様なセッションがやれたらいいなと思う。
そういう気持ちをずっと失くさないようにしたいと思う。
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周紅子 (日曜日, 05 4月 2015 12:09)
田崎美知子さま ピアノの山田京子さんに連れていって頂きソニドのセッションに以前伺いました周紅子(ドラム練習しています)です。田崎さんのピアノ音色がとても美しいです。実はソニドは私にとって一番最初のセッション体験でした。レベルが大変高く、素晴らしい演奏家ばかりでとても勉強になりました。敷居が高く、恥ずかしく、びくびく震えながらでしたが1月24日に2度目に参加した折、田崎さんに「こうした方がいいと思う」と具体的に言葉をかけていただき感激しました。土曜も仕事のあることが多く出張も多くなかなか伺えないですが、練習を重ねてまたぜひおじゃましたいです。山田さんが田崎さんにレッスンを受けていると先日聞き、きょうはまた田崎さんのサイトに出会い、嬉しくてコメントしました。
michiko (日曜日, 05 4月 2015 12:39)
周さん、コメントありがとうございます。京子さんのお友達ですね!
私のセッション体験はなかなか苛酷でした(笑)。だから、初めての方の気持ちがとってもよく分かります。私は恥ずかしかったり悔しかったりした気持ちをバネにして頑張りました。今も同じです。
またセッションで一緒に演奏しましょう!
ソニドは優しくて一生懸命なプレーヤーさんが多いので楽しいですね^ ^