2014年

4月

30日

笑顔について

東京行きの新幹線。途中駅で若い女性が隣の席に座った。

座る時に素敵な笑顔で「すみません。」と言ったので、思わずこちらも笑顔で会釈した。

若い女性の笑顔はイイなぁ、、なんてオジサンみたいな事を考えていたら、自分の若い時の事を思い出して一人苦笑いした。

 

今でも真面目な顔をしていると「怖い」と言われるが、若い頃はもっともっと完全無敵な無愛想だった。

ある日友人と電車に乗っていて、通路の向こうでお母さんに抱かれた可愛い赤ちゃんが、何故だか私の顔をじっと見ている。気付いた友人が私をつつきながら「笑ってあげなよ~」と言う。

「だって知らない子だし....なんで?(~_~;)

知らない相手に笑いかけるという発想が当時の私になかった訳で、、恐るべし.....(笑)。

 

人は可笑しい時に笑い、不機嫌な時に怒り、悲しい時に泣く。

他人に笑顔で接するというのはそういう喜怒哀楽の感情とは違って、知らない誰かをちょっとだけ幸せな気持ちにするーただそれだけの為に自分の感情とは無関係に表情をコントロールするという事だと思う。

これはかなり”オトナ”な行為だ。

 

オトナになり過ぎなくらい充分オトナになっていた頃( 年齢的に...・笑)Jazzのライブハウスに出演し始めて最初に先輩ピアニストに言われた事は、「みっちゃんは顔がおっかないから、何でもイイからとにかく笑ってろ!」だった。

可笑しくもないのにどうやって笑えばいいんだ....?

その時生まれて初めて、笑顔は訓練だと悟った。

朝、鏡を見てニコッとする、道を歩きながら取り敢えず嬉しい事を考える、夜眠る前に一度ニィッと不敵な笑みを浮かべてみる、、(恐)。

 

最近はあまり意識しなくても笑顔でいられるようになった。

ただ、ピアノを弾いている時はかなり危ない(笑)。ライブ中の写真を見ると、”やっぱおっかないなぁ...”と思う時がある。

でも、今は無理をしてもしょうがない、自分の出す音が心底いいなぁと思えた時に本当の笑顔になれると思うから。

正直に”音”に向かっていればいつか、『思わず笑いながら弾いてる』っていう日がくるのかもしれない。

インターネットで見たオバマ大統領来日の時の写真。

外国の人が「安倍総理と浅田真央の笑顔がそっくり!」とコメントしていて「ん~、そっかも....。」と思った(笑)。