フライヤー

リーダー・ライブ( 自分がリーダーになって企画するライブ )は、オリジナルや気に入ったスタンダード曲を好きなだけ思いっきり(笑)演奏できる、緊張するけれど最高に楽しいライブだ。選曲の時からもうワクワクする。

でも楽しい事ばかりじゃない。

 

リーダー・ライブをやるにはまずお店と交渉し、日にちを決めて、信頼するプレーヤーさんたちに「一緒に演って下さい。」とお願いする。スケジュール調整にはいろいろ気を使う。

そして、たくさんのお客さんに来てもらう為にメールやFB等で告知する。

その際一番効果的なのはフライヤーで、『いつ何処で誰々とライブをやります、どうぞ来て下さいね!』の個人的なチラシな訳だが、私にとってこれがけっこう難業なのだ。

Macのおまけソフトを使ってなんとか必要最低限な感じで作っていたが、それを眺めて生徒さんが言うのだ。

「えぇ!おまけソフトでここまで出来るんですかぁ?、、ん~、でもビミョ~に残念って感じですねぇ....。」

言いたい事は凄く分かる。

ワードとか、もっとちゃんとしたソフトを使えば見映えのするものが作れるのに、という事だ。

分かってはいるが、なにせうちはMacだし、ソフトの習得に時間をかけるのはイヤだし面倒だし大変だし、、とかなんとか言い訳をしながらそのままにしていたが、ついに運命の時は訪れた。

 

高田馬場のお店でライブ後、メンバーやさち子ママと和やかに談笑していた。

突然、ママが真顔になって私に言った。

「みちこさん。フライヤー、レベルアップ頑張りましょう。」

「はぁ、、。」

ママはテーブルの上に何枚か大小のフライヤーを並べて、

「出演者の皆さんは、だいたいこのくらいのものを作られてますよ。」

私は、ちらっと見ただけで絶望的に呟いた。

「わ、ぜぇっったい無理....。みんな凄過ぎ....。」

 

トオイくんは、「フライヤーはやっぱり大事。」ってな納得顔で見ているし、玲くんはさっそくiPhoneを覗き込んで、「スマホに無料ソフト、い〜っぱい落ちてますよ!」なんて爽やかに言う。

孤立無援(-_-);  もはやこれまでと観念した。

「頑張ります....。ふぅ....。」

 

それから10日あまり、ネットでMac用のフライヤー・ソフトを探しまわり、ようやく良さそうなお試し版を見つけた。( Macのフライヤー・ソフトは英語版でカッコいいのが多くて、こういう時日本人なのが残念だ・笑)

お試し版ソフトはなかなかの優れもので、こんな私でも切り絵貼り絵感覚でいろいろ出来てしまう。

あんまり面白かったので背景の図柄に凝り過ぎたら、ママから「背景はインクを使いますから白地にしましょう。」o_o

激しくがっかりしつつ、なんとか完成。

 

記念すべき第1&2作。

周りからの「ふ~ん....^ ^ 」な軽いリアクションに傷つきながらも、私としては『初めの一歩』的な自信作である。

いやぁ、汗と涙の初フライヤー製作だった(笑)。



*もしお時間ありましたら、聞きに来てくださいね!m(_ _)m