『ボビー・フィッシャーを探して』(1993年米映画)

先日、史上最年少の14歳2ヶ月でプロ入りを果たし、デビュー以来29連勝を達成した藤井聡太四段。

ネットで彼について調べたら、5歳で将棋を始め、8歳の時には既に将棋界で天才と言われていたそうだ。その後、生来の負けず嫌いの性格もあってメキメキとと実力を伸ばしてきた。

 

将棋はまったくわからないけれど、たまたま彼の連勝中に『ボビー・フィッシャーを探して』という映画を見て、主人公のチェスの天才少年が藤井聡太くんとちょっとかぶった。

 

映画の主人公は実在の人物で、ジョシュ・ウェイツキンという天才チェスプレーヤー。

7歳にして”ボビー・フィッシャーの再来”と騒がれ、16歳でインターナショナル・マスター、全米ジュニアチェス選手権で2年連続優勝したとんでもない神童だ。

 


ボビー・フィッシャーは、アメリカ合衆国の伝説的なチェスプレーヤーである。1943年生まれ。6歳でチェスを始め、14歳でインターナショナル・マスターとなり、15歳でグランド・マスターとなる。

15歳でのグランド・マスターは、世界最年少記録だった。

冷戦下にソビエト連邦の選手を下し、アメリカ合衆国歴史上、初となる公式世界チャンピオンになったことで、英雄としてもてはやされた(Wikipediaより)。

 

この時の試合は、キッシンジャーが自ら電話をかけてフィッシャーを激励するほどに、アメリカの国威をかけた一大事だったらしい。

フィッシャーは29歳で世界チャンピオンになった後、表舞台から姿を消して隠遁生活を送った。世界の様々な場所を転々とし、日本にも事実婚の奥さんがいたようだ。

 

『ボビー・フィッシャーを探して』という映画は、ジョシュ・ウェイツキンの父親が7歳の息子の並外れたチェスの才能に気付いて、かつてのチェスの名手ブルース・パンドルフィーニに息子のコーチを依頼するところから始まる。

 

大人たちは、この小さな少年が第二のボビー・フィッシャーになる事を期待し、ジョシュもその期待に応えていく。

常に勝つ事を求められるって、どれほどのプレッシャーなんだろうか?

映画の中でジョシュ少年は、負ける事への恐怖に押しつぶされそうになる。

 

才能がある者に周りの者たちは無責任に期待し、期待が裏切られた時には無慈悲に失望する。スポーツや芸術の世界でも、一流の人たちはみんなその恐ろしさと戦っているのだ。

 

わずか7歳でそんな恐怖を知ったジョシュだが、父母や師匠の暖かい愛情で乗り越えていく。

やっぱり名を残す人というのは、才能だけではなく精神力が凄いのだ。自分に負けない力が並外れているのだ。

勝負の世界は結果が全てで言い訳は通らない。

誰かに勝つことの前に、まず自分に勝つーその事が本当に難しくて大変なのだなぁ、、。

 

将棋の藤井聡太くんは、押しかけるマスコミや日本中の国民に注目される中で淡々と勝利を重ねた。

映画を見たせいか、藤井四段の将棋の強さもさる事ながら、彼の心の強さに感動した。

14歳でデビュー。まさに神童だ。

この先に待ち受ける沢山の勝負を、どうか楽しみながら戦い抜いていって欲しいと思う。

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