ポリコレ -Part2-

Jazzのお店で、政治の話はほとんど聞かない。

そういう話題は野暮という空気があって、みんな意識的に避けているかもしれない。

私のような政治ウォッチャー・政治ニュース好きは変なヤツと見られ、ちょっといい気になってああだこうだ語ると、

「あなた、政治家になんなさいよ。」とからかわれる。

ステーキが好きだとシェフにならないといけないのか、とムカついたりするが、客観的に見れば、ただ煙たがられているだけなんだろう(笑)。

 

そんな日常の中で、組織のリーダーシップを取りたいとか地域の政治に関与したいと望む女性に巡り会うことはまずない。

私だって一度も考えた事がない。

 

でも振り返ってみると、同級生や昔の知人たちの中には、少ないながらもそうした活躍を目指す人がいた。

今より女性の社会進出が難しかった時代に、諦めずに頑張った凄い人たちだ。     

そうした女傑たちは現在、ちゃんと社長や管理職に就いたり、国会議員にまでなっている。

並大抵の努力ではなかったろうし、周りのサポートもあったろう。

人生でやりたい事を性別によって差別される事なく実現できるのが良い社会で、努力がちゃんと報われたのなら、日本はかなり健全な社会に違いない。

さらに現在の日本は、男女共同参画という目標を掲げて積極的に女性をサポートしている。

世界の中でも、優秀な国なんじゃないだろうか。

 

ところが、世界経済フォーラム(WEF)によると日本は156カ国中120位、男女の平等度は先進国で最下位なのだそうだ。

政治・経済の分野で日本は落第、女性政治家の数が少ない、会社の役職で女性の割合が著しく低い、もっと努力しなさいと叱られている。

女性はもっと社会で輝くべきだ、政治に関与するべきだ、男女は平等なんだから。

 

でも、これ、なんか変だ、、。

 

男性と女性は太古の昔から役割分担をしてきて、その記憶がきっと脳に刻まれている。

男性は生まれつき力が強くて頑丈で、種族や家族を守るためにずっと戦ってきた。女性は子供を産み育てる大事な存在だから男性がずっと守ってきた。

男性は国やイデオロギーの為に命を懸けて戦い、女性は子の為に人生を懸けて、人類の長い歴史が作られてきたのだ。

 

男性と女性は違って当然、体力差もあるし、性格の傾向、向き不向きもある。

役割分担は自然にそうなった結果だし、強制や差別と感じるなら個人がそれぞれ方策を考えればいい。

日本では既にそう出来る。

世界経済フォーラム(WEF)が文句を言っているのは、政治・経済の分野だ。

 

政治や経済の世界は戦場と言っていい。

相手を容赦なく粉砕する気力がなければ生き残れない。

理想や利益追求の為に死に物狂いで戦う。

足を引っ張られたら、相手を蹴っ飛ばさなければならない。

売られた喧嘩はしっかりと買う世界だ。

 

私の周りの女性たちを思い浮かべてみた。

 

業務が効率よく進むように書類を整理したり、細かな工夫で職場を居心地よくするのが楽しいと微笑む女性。

表立たずに誰かのサポートや助ける仕事をやりたいと真剣に話す女性。

夫や子供たちの世話の手を抜かず、それでもちゃんと自分の時間を作り出していることを誇りとする女性。

愛する人と暖かい家庭を持って専業主婦になることを夢見る若い女性。

 

こう言う女性たちって、きらきら輝いていると私は思う。

無理矢理、苛酷な戦場に送り出す必要ってあるんだろうか?

男性と同じように働くことが平等で正しいことなんだろうか?

女性は社会で輝くべきって、裏方の仕事や家事や子育てが”輝かない仕事”、”つまらない仕事”なんだろうか?

 

む〜。

なんかモヤモヤしてきたので、Part3に続く!

 

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コメント: 3
  • #1

    ぅぉ (月曜日, 26 4月 2021 01:07)

    平等が良いと革命を起した国は崩壊した。
    その国にならった国は上が暴走して悪の秘密結社のような国になってしまった。

    平等って良いこと?

  • #2

    ぅぉ (月曜日, 26 4月 2021 01:20)

    80年代 某SFアニメで、クローンで繁栄可能になった異星人が男性と女性に
    分かれて戦争しているというものがあった。

    そうなりたいのかしら。とか思ってしまう。

  • #3

    michiko (月曜日, 26 4月 2021 05:59)

    まさに、世界を平等幻想社会にしようと企んでる一味(笑)が頑張ってるって感じですね。
    失敗例があれだけあっても諦められないんですかねぇ、、。

    80年代アニメ、恐るべし!ですね。このまま進むと、男性と女性が戦うようになっちゃいますよ。