私が小さい頃、母はあまり家に居ない人だったので、学校から帰っていつもお母さんに「おかえり。」と言ってもらえる友だちが羨ましくて仕方なかった。
ほとんどの家のお母さんが専業主婦だった時代だ。
20代になると、友人たちはどんどん結婚していった。
私は音楽をやる事に夢中過ぎて、結婚や子育てが現実的な将来と思えなかった。
好きな人ができると、結婚は半ばしょうがないのかなとも思ったが、心の中では死ぬまで音楽をやりたいと思っていた。
”やりたい事をやる”のと”結婚”は、真逆のこと-対極にあるようなイメージだったので、結婚は恐ろしい事・悲しい事でしかなかった。
もう少し楽観的でも良かったかもしれないと思うが、”最悪を考える”癖は、今もちっとも変わっていない。
若い女性で夢も希望もない結婚観ってのは、当時かなり珍しかったかもしれない。
自分が専業主婦になることは、子供の頃にそういうお母さんを熱望していたくせに、頭の隅にちらりとも浮かばなかった。
適齢期をなんとかやり過ごし、晴れて結婚と無関係になった頃(笑)に、実家の父が倒れた。
母の介護もあって新潟の実家に帰ることにした。
父の病院の往復に加えて、一日中、細かな家事に追われる生活が始まった。
母の世話と町内会、家の管理や片付け、何より大変だったのが、毎日、献立を考えて料理をすることだ。
自由気ままに生きてきた私が、いきなり主婦の真似事らしき事をなんとか頑張った。
父のため、母のためと思えば至極当然のことだったが、今振り返ってみれば、自分の心の中で起きた様々な変化や気付きは、私の人生の中でとても大切で重要な事だった。
当時は本当に無我夢中だった、、。
今、コロナ自粛でぼっとしながら思うのだが、あの生活があと10年続いていたら、私はどうなっていたんだろう?
立派な独身主婦になっていただろうか?
あれ?
ポリコレ-Part3-を書くはずが、すっかり思い出話になってしまった。
男女の役割分担について考えていたはずだが、、。
緊急事態宣言のおかげで、毎日鬱々として体調までおかしい。
生活がだらだらすると、頭の中もグダグダするのだ。
文章が全然まとまらないし、書く気すらなかなかおきない。
こんな生活が、一体いつまで続くんだ?
これは、不安感というより憤りに近い、、。
次回に続く。
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ぅぉ (水曜日, 26 5月 2021 23:38)
なんてリアクションして良いかわかりませんやん。
ま、オリンピックまであと58日
この前後でまたいろいろ変わるのでしょう。
嫌な事になる予感しかしない。 orz
michiko (木曜日, 27 5月 2021 08:40)
ちょっと良いニュースは、朝日新聞の赤字が凄いことになってるらしい。
因果応報だなぁ、、 ( 遠い目。)
ぅぉ (土曜日, 29 5月 2021 06:36)
あら、民放キー局のうち3社も随分な事になっているそうですよ
ぅぉ (土曜日, 29 5月 2021 06:38)
そう言えば、有本さんがシャンパン開けたとかw
michiko (土曜日, 29 5月 2021 06:55)
CNNもね !
いろいろバレて大変そう^o^
やっぱお天道様は見てるんですねぇ、、(笑)。
次は、NHK〜!