珍しい時間帯に電車に乗った。
平日夕方前の西武新宿線は、ほんの数人が立っているくらいのやや混み具合で、車内のあちこちから若い人たちのお喋りの声が聞こえてくる。
数駅過ぎたところで、学校帰りの中学生の女子3人がワイワイ話しながら乗り込んできた。
まだ少し小学生っぽさが残っていて、新しい制服も着慣れない感じの女の子たち。
この年代の女の子を久しぶりに見た気がして、思わず知らずじっと見てしまった(笑)。
子供でも大人でもない、地に足がついていなくてフワフワしていて、底抜けにあけっぴろげで元気で無頓着で、、。
なのに、こちらが勝手にどこか厳粛なものを感じてしまう、そんな不思議な普通の女の子たち。
-未来への時間の、ほんの一瞬の”はざま”にいる。-
彼女たちは、これからの数年間、びっくりするくらいに変わっていくだろう、心も身体も。
楽しいこと悲しいこと、目まぐるしいほどたくさん経験して大人の女性になっていく。その一歩手前の、半分子どもでいる最後の短い時間。
思い出せないくらい遠い過去の自分を探した。
あの頃のあたし、何考えてたかな?
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